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    熱海温泉の旅館 大月ホテル和風館

    【もう一つの熱海シリーズ】No.3《日金山東光寺》2014年11月16日

     

    当館から車で30分程の所に、十国峠(熱海峠とも言われる)という場所があります。

    近過ぎる上箱根の山に阻まれて富士山を拝むことが出来ない熱海市街地から、最も近い

    富士山ビュースポットとしても知られ、お正月にはご来光を望む人でも賑わいます。

    十国峠の近くには日金山(昔は九良地山とも言われた)東光寺と言う、源頼朝が崇敬した

    伊豆山神社の元宮があります。

    271年(応神天皇2年)突如浜辺に光る鏡が現れ、波間を飛び交った後、西の峰へ飛んでいった。

    その様子がまるで日輪のようで峰が火を吹き上げて見えたことから、「日が峰」と呼ばれ、やがて

    「日金山」と呼ばれるようになったとされる。594年(推古天皇2年)に走湯権現の神号を賜る。

    その後、836年に神霊が本宮山を経て、現在の伊豆山神社に遍座されたとされ、

    本尊の延命地蔵菩薩像は源頼朝の建立と言われております。

    参道を厳かに進んでいくと、こんなものを発見!!地元信仰の熱いお寺と聞いてはおりましたが、

    大月ホテルの2代目が奉納したもののようですね。合掌。

    お参りを済ませ 参道を戻った脇にふと目をやると、古いながらも荘厳な鐘つき場がありました。

     

    伊豆に流されていた源頼朝は、源氏の再興を日金地蔵尊に祈願し、鎌倉に幕府を開くことが

    できたと言われ、鎌倉に松源寺が創建された際に、日金地蔵を模した像が安置されたという。

     

     

    古くから、日金山には「鬼がいる」とされており、伊豆地方で亡くなった者の霊魂は日金山に

    集まると言われ、 春秋の彼岸に日金山に登ると通行人の中に会いたい人の後ろ姿を見ることが

    出来る、という信仰が深いそうです。

     

    更に、走湯山出身の僧侶末代上人は、伊豆・箱根二所権現をも草創し、焔熱を発して地獄の

    様相を示していた熱海の亡者を救うために、日金山に地蔵菩薩を安置したという。

     

    また、末代上人は平安時代に富士登頂に成功し、富士修験の開祖とされたという看板も、

    日金山山頂付近にありました。初耳!新発見!!

     

     

    是非、熱海上級者の方も、歴史好きな方も、勿論そうでない方も、もう一つの熱海に、

    出かけてみてはいかがですか?